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登山旅行 〜北海道へ〜



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登山旅行 北海道


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1.ニセコ・羊蹄山

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4−1札幌岳    4−2空沼岳     4−3余市岳  4−4無意根山   4−5定山渓天狗岳   4−6恵庭      4−7不風死岳 4−8樽前山    4−9徳舜瞥岳、ホロホロ山  4−10漁岳     4−11鷲別岳



北海道の山の特徴

北海道の山の気象条件は厳しく、本州でいうと高度1000m程度プラスした山の気象ぐらいと考えた方が良いでしょう。例えば、2000m前後の山から成る大雪山の気温、積雪、植物分布は北アルプスの3000m前後の山に近いと言われています。
逆に言えば、2500m〜3000m級の山々の高山植物、残雪、景観等の魅力も北海道では比較的手軽な1500m〜2000m級程度の山々でも、味わえると言うことができるでしょう。
特筆すべきは稜線からの展望にすぐれる山が多い点です。気温、積雪量などの気象条件の厳しさにより、北海道の山の森林限界は低く、標高が低い山であっても、頂上付近や稜線には高木が少なく、そのため展望の良い山が多いのです。

もちろんそれだけではなく、北海道固有の動植物や、独特の山容、さらに広大な樹海、清流、奥深さなど本州の山々とはひと味違った魅力がたくさん詰まっています。
近年の登山ブームにより登山者数は増えているものの、人口のわりに山の数が多い北海道は、日本の中でも、もっとも静かな山旅を楽しむことができるエリアです。
関東圏の登山者は、近場の山をひととおり登ると、東北北陸方面に足を伸ばすことが多いようですが、北海道まで来る登山者の数はグンと減ります。
その理由として、北海道は距離が遠い上、海を渡るため、敷居が高く感じる部分があるのだと思います。
しかし飛行機を使えば、羽田空港から北海道の各空港へは1〜2時間で到着し、時期を選べばそれほど費用もかかる訳ではありません。
また北海道各地に空港が点在しており、羽田からの直行便もあるため、1、2泊程度の計画でも、選択肢はかなりの山に広がります。

北海道の山々はたくさんの魅力を抱えている一方、注意すべき点も数多くあります。


1:気象の厳しさ

まず前述のとおり、気象条件の厳しさを考慮し、十分な防寒、防雪対策が必要です。
北海道の山々は本州以南の山に比べ、寒さという点では共通していますが、決して全ての山域が同じ気候ではありません。
北海道は南北、東西とも数百キロの距離があり、北海道の中でも、当然緯度と高度が高いほど、平均気温は低くなります。
また、内陸部は夏冬の寒暖差は激しく、冬場には平地でもマイナス20度を記録する時もあります。

冬季の積雪量は、一般的に日本海側が多く、太平洋側が少なくなります。
日本海側でも特に、海に近い増毛山地、ニセコ、積丹半島の山は多くの雪に見舞われます。
新雪後の急斜面や沢地形は表層雪崩の心配があります。
また春先には全層雪崩の注意が必要です。
冬季のルートファインディングには当然重要ですが、春季にも思わぬ残雪により、道迷いに陥ることもありますので気をつけて下さい。


2:人の少なさ

山によって人気の良し悪しもありますので、一概には言えませんが、本州以南の山に比べると極端に登山者数は少ないです。
山に人が多くなる要因として、百名山、土日祝日、アプローチの良さ、登山時間の短さ、好天気、夏、紅葉などがありますが、
それらの条件を回避すれば、ほとんど人に会わない登山も可能です。
それは北海道の登山の良さでもありますが、反面怪我やトラブル時、他の登山者の助けを期待出来ないということになります。

また北海道には有人の山小屋も少ないため、携帯がつながらない場合、救助を呼びにいくのも大変です。
ですから、北海道での登山時は、体調、装備とも万全を期し、無理をしない心がけが必要です。


3:アプローチ

札幌近郊の山々や大雪山系、ニセコ山系などは比較的アプローチが良いと言えますが、それらの山域でさえ、登山口付近まで公共交通機関がある山は少なく、中心はタクシーや車でのアプローチとなります。

多くの山は、長い林道を使わなければ近づくことができません。
日高山脈の奥深い山になると、数十キロの林道走行が必要なところもあります。
林道は毎年雪解け後に、各地方の森林管理所にて整備されていますが、手がまわらず未整備の時も多いため、事前に確認したほうが無難でしょう。


4:水場

給水施設のある山小屋は北海道にはほとんど無く、コース上に適当な水場自体が無い場合も多いので事前に下調べが必要です。
北海道は寄生虫エキノコックスの生息域であり、生水を飲む時は注意が必要です。

エキノコックスは野ネズミと、それを捕食するキタキツネを媒体に繁殖する寄生虫で、人間も水中に浮遊するエキノコックスの卵を飲むことにより、数年〜数十年の潜伏期間を経て発病する可能性があると言われています。北海道の登山者の間では普通に生水を飲んでいる人が実際には多いですし、また感染した話もほとんど聞かないので、感染の確率は非常に少ないと思われますが、心配であれば水は全て持参した方が良いでしょう。
もし飲まなければならない場合は、雪渓水や流水であれば比較的安全と言われており、更に煮沸させれば尚良いでしょう。


5:ヒグマ

ヒグマは基本的におとなしく臆病な性格で、人が近づくのを気づくと自分から逃げて行くと言われています。ヒグマが人間を攻撃するのは、母熊が小熊を守る場合や、突然出くわして驚いた場合、自分の縄張りを荒らされていると思った場合などです。
お互いに気づかずに鉢合わせになった場合などは危険ですので鈴や笛などで、こちらの居場所の常に知らせてあげる必要があります。

ヒグマは食べ物の匂いには敏感なため、食べ残しを捨てたり、匂いの残る食料をテント付近におくことは非常に危険ですのでやめましょう。
特にヒグマが多い知床ではテント場に設置されたフードキーパーに食料を入れるルールになっています。
毎年ヒグマ被害者が出ていますが山菜狩りや釣り人が多く、ここしばらく登山者が襲われた例はありませんので、必要以上に恐れる必要は無いと思います。


6:登山道

地図上では登山道となっている所も、整備不足や廃道化した所が多いのが北海道の山の特徴です。
笹が被っていたり、倒木が道を塞いでいたり、ひどい場合雪崩で登山道が跡形もなくなっている場合さえあります。地図、コンパス、テープなどの準備を怠らないとともに、迷ったと思ったらすぐ引き返す勇気も必要です。
また前述のとおり、夏山であっても残雪が道を隠している場合があり、道を見落とす原因となる場合もあります。

その他、標識や山小屋の少なさや、林業用の小道と交差してわかりずらい場合もあります。
道迷いを防ぐためには、登山道を注意深く観察するとともに、登山道にたよりきらず地図で現在位置や地形を常に把握している必要があります。

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